今田研による

モバイルアーキテクチャー研究所



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研究室のイベント日程

2020.12.13 関市本町ロボット研究所 . . .

モバイルアーキテクチャー(M.A.)とは

モバイルアーキテクチャーとはダンボールや木材を使い、簡単に組み立てられる空間装置のことで研究ではこの空間装置の機能や組み合わせをデザインすることにより空間そのものをデザインしていく。建築による空間というものは作りたい空間があっても自分たちの手で気軽に作ることは難しいところがある。一方でプロの手を借りれば誰もが簡単に想像したものを作り出せるがコストがかかってしまう。そのため試験的な空間づくりや一時的な空間づくりをすることは難しい。そこでM.A.を用いて空間作りをすることで、低コストで誰でも簡単に空間を展開できるのではないかと考える。例えばM.A.を街づくりの場で活用することを想定する。街づくりでは受け身ではなく自分たちで能動的に活動する必要があると考える。そうした際、業者などのプロの手を頼らずに自分たちで場の展開を想像し空間を設計することができるものとしてM.A.の利用が期待できる。恒久的なものを街に作るより、街の中の地域ストックを活用し仮設的な施設を作成し住民の反応を見ながら街づくりをしていくほうが有効であると考える。その時にM.A.を用いることで場の展開が容易になり街づくりがスムーズに進むようになると考える。

カタログとは

研究で設計したM.A.の情報を整理しまとめたものである。カタログには、M.A.の作成に必要な「図面」のほか、「寸法」や「材質」、「使用例や使用感」、「性能」などを記載し、カタログを閲覧すれば誰もがM.A.を利用できるようにする。そうしたカタログを作成し共有することで様々な場面での場作りを支援し、利用者の実現したいコトに応じて、必要となるM.A.の検討を容易かつ装置的に行えるようにするための役割を持つ。またカタログを利用してM.Aを「作成」「利用」した事例についてM.A.のオリジナルの展開方法や使用感、使用例をカタログ上に記載できるようにする。そうする事で、リアルな感想を知ることや、実際の使用方法が知ることに繋がり、カタログ自体がM.A.の利用を検討する際の有益な情報源となる。それらを蓄積するデータとして同じように共有しカタログとしての価値を高めていく。カタログを見る