JAにしみのグリーンパーク大垣

敷地周辺は環状線と川に挟まれており、豊かな田園地帯です。
この豊かな自然と共存できるよう、各大きく4つに分かれた施設は、円形広場を中心に外に開かれています。
所在地:
設計者:
用途:
建築年:
備考:
大垣市
永田・北野建築研究所
農協施設等
1994年

JAにしみのグリーンパーク大垣は、大垣駅前にあった旧農協の移転に、広場や多目的ホール、マーケット、研究施設等を加えた総合的な施設として計画されました。施設が複合する事により、誰もが気軽に来ることのでき、自然と触れあえる場となっています。最近、敷地北側に環状線が開通し、より一層集客が見込まれているそうです。

ファーマーズマーケット・ファーマーズテック
マーケットは最も活気のあるゾーンです。市内の農家の作られた花や野菜などを販売しています。
建物は温室の様な雰囲気で、壁や柱は素材のままですが、清潔感のある空間となっています。
換気・温度調整も十分管理されています。
テックは研究を行う(営農)ゾーン。マーケットと統一したデザインとなっています。

ふれあいホール
大人数を収容でき、多目的に利用できるゾーン。西側には野外の小劇場として使用できるステージが設けられています。
南北側には多くの開口が取られていて解放的な空間となるよう工夫がされています。
ふれあいセンターとはキャノピーでつながっています。

ふれあいセンター(JAにしみの支所)
農協の支所が入っているゾーン。壁と植栽に囲まれた池や滝が設けられていて、豊かな環境を作り出しています。
内部は2層吹き抜けになっていて、開放感ある空間となっています。

(調査:平成13年度2年建築学科 安藤千春)