やなか水のこみち

「水とおどりの町」と言われている郡上郡八幡町には”水”と”おどり”をテーマにした公園のネットワークが計画されています。やなか水のこみちは水との関わりを持てるポケットパーク的な街路になっています。
所在地:
設計者:
用途:
建築年:
郡上郡八幡町新町、稲荷町
象設計集団、アトリエ修羅
ポケットパーク、
1988年

町の中心を吉田川が流れ、湧き水や井戸水が豊富な郡上八幡は、用水を利用した生活が存在するなど水の文化の歴史が長くありました。しかし、用水の利用も減り、生活排水による汚れも目立つようになってきました。

そこで、水環境の保全を進め、”水のまち”の環境を整備する活動が、官民一体となって、進められています。

やなか水のこみちは、多様な変化をつけた水路を中心に構成され、周囲の町屋と調和した街路になっています。

通りを埋め尽くしている石は、地元の長良川や吉田川で採取した約8万個の玉石を使用しています。

水路には水飲み場や洗い場など様々な場が設けられていて、水の流れに変化をもたらしています。