Next: 学習
Up: カオスとカオスニューラルネットワーク
Previous: カオスニューロン
目次
カオスニューラルネットワーク
カオスニューロンを構成要素とするニューラルネットワークを
カオスニューラルネットワークと呼ぶ。
カオスニューロンの入力はネットワーク外部から受けとるものと、
フィードバック入力に分けモデル化される。
個の外部入力と 個のニューロン間の
相互結合を持つカオスニューラルネットワークの 番目のニューロンの振舞いは、
|
(3.4) |
で表される。[5]
また以下にそれぞれの変数が表す意味を示す。
- : 時刻における番目(
)のニューロンの出力
- : 番目の外部入力から番目のニューロンへの重み
- : 時刻における番目(
)の外部入力の大きさ
- : 番目のニューロンから番目のニューロンへの重み
- : 外部入力項に対する時間減衰定数(
)
- : 他のニューロンからのフィードバック入力項に対する時間減衰定数
- 番目のニューロンの不応性の時間減衰定数(
)
- :しきい値
外部からの入力を表す項を 、
ニューロン間の相互結合を表す項を、
ニューロン自身の不応性の項を で表し、とを恒等関数とすれば
次のように簡略化できる。
|
(3.5) |
式(3.5)を用いると、 番目のニューロンの出力は次のように表される。
|
(3.6) |
Deguchi Lab.
2010年3月5日