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実験3の結果

以上のような手順で実際に全科目のシラバスの類似度調べた。 そのうち3Eプログラミング、3E電気回路Iの結果を図3.5、図3.6に示す。
図 3.5: LSA後にベクトル空間法により算出した3Eプログラミングの結果
図 3.6: LSA後にベクトル空間法により算出した3E電気回路Iの結果
\includegraphics[scale=0.45]{figure/3Eprog3.eps} \includegraphics[scale=0.45]{figure/3Edenki1-3.eps}
結果の表示の方法は3.3.6 項で述べた通りである。 実験1、2の結果とは違い、次元圧縮するため数値として全体的に大きく向上し、3Eプログラミングではプログラム系、その他情報系の類似度が、3E電気回路Iでは電気回路系、電気磁気系がより大きくなっていることがわかる。 3E電気回路Iの学習内容としては、電気磁気系などの電気系の科目が類似していると考えられるので、これは実験1の結果よりも望ましい出力と言っても良いのではないだろうか。 そのため、3E電気回路Iの実験1の結果では電気磁気系は非常に低かったにもかかわらず、LSAをして次元を圧縮することでこのような結果になったので、やはりLSAは有効であると考えられる。

しかし、3Eプログラミングではその他情報系が若干ではあるが1番大きな類似度となってしまった。 このように所属するグループの類似度が1番類似度が大きくない科目は66科目中26科目であった。 グループ分けは学習内容を基準としているので、やはり所属するグループの類似度が1番高いことが望ましい。



Deguchi Lab. 2012年3月12日