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考察・検討2

実験結果の表 6.2 から様々なパターン順で学習させても、 それが全て想起でるわけではないことが分かる。 1つのパターンだけしか現れない結果も多くあった。 これから学習順で次のパターンが現在のパターンに似て、 黒と白のパターンの変化数が少ない学習順では次のパターンを覚えやすいなど、 覚えやすさがあるのではないかと考えられる。 また、異なるパターンを想起した時にそれが 学習順で次のパターンである確率は80%であり、 これから逐次学習では、ほぼ学習順を覚えているといえる。

今までの実験では、4個のパターンを100セット学習させる間、 各セットごとで同じ順番で学習させていた。 そのために動的想起状態ではなく一定の周期を持つ周期的動的想起状態 になったのではないかと考えた。 そこで学習順をランダムにすれば動的想起状態になるのではないかと 考え、次に実験を行なうこととした。



Toshinori DEGUCHI
2004年 3月22日 月曜日 09時50分50秒 JST