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実験モデル

  本研究で用いたカオスニューラルネットワークは、図 5.1の ような相互結合型とし、素子数は100とした。

   figure368
図 5.1: 実験モデル

このネットワークにおけるi番目のニューロンの内部状態は、式 (3.5) 〜 (3.7)を差分方程式で簡単な形に書き直したものとして、 式 (5.1)〜 (5.3)で 表される。 また、ダイナミクスは式 (5.4)となり、出力関数fは 式 (3.3)を使用する。[6]

    eqnarray382

  equation403

実験に使用するモデルでは、入力パターンを継続的に与える。 また、従来のモデルでは不応性を考慮したニューロンの、出力の時間加算のみを 考えていたのに対し、このモデルでは外部入力に対しても時間加算を考慮している。 式 (5.1)〜 (5.3)の パラメータは表 5.1のように決めた。

 

 
tex2html_wrap_inline1663 = 0.015 tex2html_wrap_inline1665 = 2.0 tex2html_wrap_inline1561 = 0.99
tex2html_wrap_inline1669 tex2html_wrap_inline1671 tex2html_wrap_inline1673
表 5.1: 各パラメータの値



Deguchi Lab.