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グラフィック

パソコンの画像の表示方法には、大きく分けて「ベクトルベース」と「ピクセルベース」の2種類がある。 「ピクセルベース」は一つ一つの小さな点(ドット)で構成された画像であり、JPEGファイル、GIFファイル、ビットマップファイルなどがこれに該当する。 ピクセルベースは最小単位の点(ドット)の集合体であるため、その画像を縮小すると、画像を構成するピクセルが減るので、画質が下がる。 また、縮小した画像を拡大した場合、縮小によって減った分のピクセルの情報がなくなっているので、元の画質を再現することができず、粗い画像になる。 これに対しベクトルベースは、色、大きさ、形、位置など、画像を構成する情報を「データ」として記録する。 ベクトルベースで拡大や縮小を行う場合は、データを計算してサイズ変更をすることになるので、画質が粗くならない。

Flashで作成する画像の仕組みは、ベクトルベースである。 アニメーションでは、拡大や回転の動作が多くなるが、ベクトルベースであれば、あらゆる解像度でアートワークの画質を維持でき、そのような動作をスムーズに表現できる。 また、ベクトルベースであれば、データサイズが小さくて済むという利点がある。[6]



Deguchi Lab. 2012年3月9日