まず、(1)と(2)の学習を行った後の結果をX軸に手数、Y軸に学習誤差、Z軸に最終石差とした立体グラフをそれぞれ図 8.9, 8.10に示す。
また、それぞれの結果を手数が同じもの同士平均値を取り、X軸に学習誤差、Y軸を手数としたグラフを図 8.11に示す。
図 8.9と図 8.10を見比べると一目で分かるが、 学習回数が46万棋譜のほうは中盤始め付近、15手目あたりから最終石差が-64,64付近ともに学習誤差が急激に落ちているのが分かる。中盤では最大でおよそ2倍の差があり、終盤5手は誤差が0.013未満まで下がっており、差は歴然としている。
図 8.11では、4万棋譜の学習では中盤30手あたりから伸び悩んでいた学習誤差が46万棋譜の学習結果においては40手あたりまで減少が続いており、学習が進んでいるのがわかる。 ただ、それ以降は伸び悩みが見られる。