図 5.1のような為替相場の変動では将来の為替相場を予測する事ができなかった。 1時間ごとの変動では値が同じ様な変化をし、さらに変化の仕方が複雑であるためにうまく学習できなかったものと考えられる。 また、2014年の為替の最高値と最低値の範囲が2009年から2013年の為替変動より広かったため、正しく予測することができなかったことも考えられる。
そこで、教師信号を2009年から2014年で再び正規化し直して為替相場の最教師信号として与える事にする。正規化の方法は式 (5.1)を利用した。
