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実験の前準備

今回の実験の目的は時系列データをバックプロパゲーションを用いることで学習させることである。

カオスニューロンを使うにあたって、カオスニューロンの動作式である3.1式の定数 $\alpha,k_f,k_r$を定める必要がある。 また、バックプロパゲーションにおける動作式4.17式の$\eta,\alpha$も定めなければならない。 そのため、遺伝的アルゴリズムを用いることで、これらの値を設定しネットワークを動作させることにする。

ニューラルネットを用いたバックプロパゲーションには定数の値として適切なものが発見されているが、 カオスニューラルネットを用いた場合の定数として、どれがふさわしいかは定まっていない。 よって、まずカオスニューロンのモデルで学習できるかどうかを知る必要があるため、 簡単な時系列のモデルである正弦波を学習することにした。



Deguchi Lab. 2010年3月5日