サーチアクセスで検索できていなかったパターンを検索するために, 検索が成功するパターンでサーチアクセスを行い, その出力パターンを, 検索できていないパターンに変換して出力するという手法を用いた.
相互相関学習によって, 内部パターンと出力パターンを対応付けて学習ができた場合に限って, サーチアクセスを用いることができるという制限はあるが, この手法が有効であることが確かめられた. また,この手法は大きさの異なるパターンへの変換も可能である. 実験では良好な結果が得られたが, 検索成功率が低いため,実用するためには改善する必要があると思われる. 実験の結果から, 出力パターンが大きいサイズのほうが検索成功率が高かったため, 出力パターンからの特徴抽出がうまくできていないことがその原因として考えられる.