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4.2.1 学習法

 

検索を行なうためには、 まず、ネットワークにパターンを学習させておかなければならない。 学習とはニューロン間のシナプス結合の変化であり、 学習するということは、 次にそのパターンが入力された時にはすばやく想起するように、 ニューロン間のシナプス結合を変化させることである。

4.1 のパターンを学習するため、 結合荷重行列Wは、 パターン tex2html_wrap_inline1113 とその双対ベクトル tex2html_wrap_inline1115 を用いて、

  equation182

と表される。[2] ここでLはサイクル数、Mはサイクル周期、 tex2html_wrap_inline1113 はサイクルlに含まれるm番目のパターンを表すベクトルであり、 要素として-1または1をとる。 また tex2html_wrap_inline1133 と考える。

tex2html_wrap_inline1135 の双対ベクトル tex2html_wrap_inline1137 は、 tex2html_wrap_inline1139 の行列

  equation188

の逆行列 tex2html_wrap_inline1145 により、

  equation195

として求めることができる。[4]



Deguchi Toshinori
Thu Jul 13 09:01:14 JST 2000