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5.1 追加実験の目的

先の実験で、 選出した特徴によって、 白黒が反転したパターンに収束して検索が失敗することがあった。 そこで、 ネットワークの中に、 ネットワークの出力が反転パターンであるかを検出する機構を取り付け、 もし、 出力が反転パターンであったときネットワークが収束しないように、 強制的にカオスを強めて動的想起を続けるようにすれば、 検索に失敗した特徴でも、 検索は続行され、最終的に 検索に成功することができるのではないかと期待できる。

そこで、 ネットワークの構成などは先の実験そのままで、 新たに、 ネットワークの出力が反転パターンを検出し、 反転パターンに収束させないようにする機構を取り付ける。 そして、 この新たなネットワークで検索は成功するかどうか調べる。

また、 前のネットワークとの比較のために、 先の実験で100% 検索が成功した特徴でも、 この新たなネットワークで検索を行なう。



Deguchi Toshinori
Thu Jul 13 09:01:14 JST 2000