コンピューターでは、グラフィックがベクター形式またはビットマップ形式で 表示される。Flashはベクターグラフィックを基本としているが、ビットマップ グラフィックの編集も可能である。ベクターグラフィックはその性質上ビットマップ グラフィックよりも保存した時のサイズが小さいという特徴がある。そのためFlashで 作成されたアニメーションは従来のGifアニメなどとは比べ物にならないほどサイズが 小さくWebで配布するのに適している。
ベクターグラフィックは、ベクターと呼ばれる線と曲線を使用してイメージを 表す。ベクターには、カラーと位置のプロパティがある。
ベクターグラフィックを編集するときは、その形状を表す線と曲線のプロパティ を修正する。ベクターグラフィックを移動したり、そのサイズ、形状、および カラーを変更しても、画質は変わらない。また、ベクターグラフィックは解像度に 依存しないため様々な解像度の出力デバイスで、画質を損なうことなく表示できる。
ビットマップグラフィックは、ピクセルと呼ばれるカラードットを使用し、これを グリッド（格子）内で配列してイメージを表す。 ビットマップグラフィックを編集するときには、線や曲線でなくピクセルを編集 する。ビットマップグラフィックの場合は、イメージを記述するデータが特定の サイズのグリッドに固定されるので、解像度に依存する。