以上のことを踏まえ、プロトコル決定の基本方針を以下のようにした。
Squeakでユーザインターフェースを用意するとはいえ、Squeak以外からでは操作がしにくいプロトコルは汎用性に欠ける。よって直感的に分かりやすいプロトコルを作成する。また、シリアル通信ではほぼエラーなどは起こらないため、制御信号は基本的に使用しないこととする。
必要な命令の種類、引数などを考慮すると、固定長の命令語体系を作る場合最低でも1命令に2byte必要である。また、後述するバッチ処理を書き込むFlashメモリが4byteで1ページという構造であるので、2byteというサイズは扱いやすい。
固定長の命令語ではあるが、命令語に余裕を持たせることで、必要であれば機能の拡張も可能となるようにする。
バッチ処理を実現するためには、実際にレスクロを動作させる命令以外に、バッチの書き込みや消去、呼び出しなどの制御命令が必要である。また、簡易的な条件分岐ができる仕組みを組み込むことで、バッチモード中の状況に応じた処理を可能にする。