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: 条件分岐 : プロトコルの決定 : バッチ処理   目次

比較

先頭4bit:(1010)$_{2}$

条件分岐を実現させるためには、条件が真か偽であるかの評価と、真偽による処理の場合分けのためのジャンプ命令が必要である。しかし、2byteの命令語ではそれら全ての情報を含めることが不可能であるので、評価(比較)とジャンプ(分岐)の命令に分けることにした。

しかし、レスクロで条件分岐が必要となるのは、センサからの入力値がどんな値であるかによって分岐させたいときがほとんどである。そこで、まず比較のための命令として、直前のA/D入力の値を保持しておき、その値と引数に与えられた値を比較するコマンドを用意した。これを表6.8に示す。比較の結果は大小関係($<$, $>$)と等号関係($=$, $!=$)のみがマイコン内に一時的に保持される。

直前のA/D入力値 比較演算子 引数の値
という数値の並びで比較し、成立した比較演算子を記憶する。


表 6.8: 比較命令
1byte目 2byte目 16進表示 機能
上位4bit 下位4bit 上位4bit 下位4bit 上位 下位
1010 比較したい値 0xAX 0xXX 直前のA/D入力値
と比較



Deguchi Lab. 平成20年3月4日