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学習の分類

意味のある学習をするためには、それに応じたなんらかの機構が必要である。 学習の指針として、ある入力に対して回路網が出力すべき望ましい出力が外部から 与えられる場合は、これを教師信号と呼ぶ。 学習は、教師信号の有無で次の2つに分類することができる。

教師無し学習は、学習のための特別な信号が外部から与えられない場合の学習で、 回路網は学習によって環境の性質を取り入れる。 入力信号の統計的性質、例えば入力パターンの出現頻度など信号源の構造を 取り込んで回路網の構造に反映させる。 これは教師なし学習と呼ばれる。

教師あり学習は、入力に対して回路網が出力すべき望ましい出力が 外部から与えられる場合の学習である。 このときの外部からの信号が教師信号であり、回路網の出力を 教師信号に近づけるような学習が行われる。



Toshinori DEGUCHI
2005年 4月 1日 金曜日 16時36分09秒 JST