電気工学科32期卒業生に贈る言葉
(謝恩会に招かれて)


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 電気工学科32期生が平成11年3月19日に卒業し、ルネッサンスホテルで謝恩会を開いてくれました。席上、主任として卒業生に贈ったはなむけの言葉を記載します。

 皆さん卒業おめでとう。本日はお招きに預かりありがとうございます。電気工学科を代表して感謝します。
 電気工学科には十年伝説というのがあります。1期生、11期生、21期生、31期生と十年おきにすばらしいクラスが出現するというものです。
皆さんは32期生です・・・。
 皆さんとの最初の出会いは第二学年の電気回路の授業の時でした。初めて授業をしたとき、軽いめまいがしたことを覚えています。このクラスは一体どうなるんだろうと将来に不安を感じました。それ以来、私が皆さんにとった作戦は
「ほめて、ほめて、ほめ殺す!!!」
「君たちはできる。電気のカリキュラムを信じて授業さえ一生懸命聞いていれば必ずすごい実力が身に付く。あきらめずにがんばれ」
授業のたびに、繰り返し話してきました。
 一抹の不安を抱えて第五学年になりふたを開けてみたら、
就職では思いの他の善戦、特に女子学生のがんばりは特筆すべきものでした。
また、編入学試験の方もあの伝説の31期生に何ら劣ることのないすばらしい実績でした。
卒業研究のレベルもなかなか高く、電気工学科の卒業生として立派に胸を張れるものでした。
 このようなクラスになったのは、私たち教職員の力もあったことはもちろん事実ですが、一番がんばったのは
君たちであることを、私たちはよく知っています。
 稲葉プロジェクトについて話したいと思います。
 電気工学科の入試倍率を上げるために、ありとあらゆる機会に電気工学科をPRしようというものです。このプロジェクトでもっとも重要なことは
電気工学科の学生の実力をあげ、立派に卒業させることだということを私たちは認識しています。
 昨年卒業した31期生はどちらかといえば、あまりこちらが努力しなくてもいいクラスでした。しかしながら、この32期生は、私たちも一生懸命教え、皆さんもそれに真摯に応え一生懸命努力で返してくれました。これからの電気工学科がめざそうとしている教育の理想像がそこにあるように思います。私たちはこのクラスを誇りに思っています。
 新しい伝説がいま始まろうとしているのではないでしょうか。
 最後に、電気工学科を代表して次の言葉を言わせて下さい。
「32期生の皆さん。五年間、本当にご苦労さまでした。そして、ありがとう。」



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