20XX/6/15

とっぷりと日が暮れた頃,とある駅で電車待ちをしていたと思いねぇ.
隣に立っていた男がやにわに目を見開いて天を仰ぎ,カーッとばかりに大口を開けた.
(あくびをした,とも言う)
次の瞬間,男は体を折って「ぷぇーっぺっぺっぺっ」と苦しみはじめた.
口の中に虫が飛び込んだらしい.
ま,よくある光景ですな.
口の中に飛び込んだ虫を追って口の中に飛び込んだツバメを飲み込んだりすれば・・・それはかなり珍しかろうが...