2008年10月号


岐阜高専のロボット達が東海北陸地区大会に挑戦!



2008年10月12日に伊勢市の三重県営総合競技場体育館にて高専ロボコン2008 東海北陸地区大会が行われました。
岐阜高専は「ぎふちょ」と「ZiN」のロボットで地区大会に挑戦し、「ぎふちょ」は特別賞受賞、「ZiN」はアイデア賞・特別賞を受賞し、全国大会への切符を手にしました。
今回は特別賞を受賞したAチーム「ぎふちょ」のチームメンバーにお話を聞きました。


独特の緊張感


―「大会直前はとても緊張しました。練習をほとんど出来ていなかったので上手に操縦ができるか不安でたまりませんでした。しかし同時に、自分たちのマシンをついに公開することができるのが楽しみでもありました。ギリギリまで調整しながら、少しでも多くを見せてやろうという気持ちが強くなっていきました。」

―「冷静さはあまりありませんでした。異常に興奮して、『ついに来たなぁ…』という気持ちでいっぱいでした。大会の直前はとてもドキドキしました。」

チームの選手として参加することは選手独特の緊張感があります。管理人の私も2007年の選手・操縦者でした。大会直前の気持ちは1年経った今になっても忘れられないような緊張感ですし、すごくいい経験だったと思っています。


試合中の気持ち


試合では、マシントラブルでロボットが全く動かず、一歩も踏み出す事が出来ず終了になってしまいました。
チームメンバーにとっては試合として残念な結果に落胆したとともに、来年度につなげる課題も見えてきました。
その時、ロボットのすぐそばにいた選手たちはどのような気持ちだったのでしょうか。

―「マシンが動かず、頭が真っ白になってしまいました。直後に現実に引き戻されましたが、現実が変わることはなく、試合終了3秒前には再び真っ白に。ものすごく悔しかったです。」

半年間の積み上げで創ったロボットがたったの3分間で勝敗が決まってしまう厳しい世界。
私達はその厳しさを思い知り、より強くなろうと誓いました。


特別賞の受賞とその後


コンセプトを一貫した「蝶」としてのロボットの動き、美しい羽の模様などが評価され、Aチームは初戦敗退ながらも特別賞を受賞することが出来ました。

―「なかなか出来ない経験で、自分の手で自分たちのマシンが動くことに大きな喜びを感じることが出来ました。選手であることへの不安やプレッシャーを感じることもありましたが、それ以上の感動を得ることが出来たと思います。」

2008年の経験は決して忘れることのない素晴らしい経験となりました。


「ぎふちょ」の紹介は こちら です。


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