2008年12月号


岐阜高専Bチーム「ZiN」が全国大会に挑戦!



11月23日、地区大会でアイデア賞を受賞し、全国大会出場の切符を手にしたBチーム「ZiN」が両国国技館で行われた全国大会に挑戦しました。
Aチームのメンバーを含む岐阜高専の100名を超える大応援団が見守る中、Bチームの「ZiN」は見事技術賞を受賞しました。

今回はBチームのメンバーである5年生の選手のの皆さんにお話しを聞きました。


5年間の集大成


―「試合前は、夢の舞台に立てた事への喜びを感じ、5年間のロボコン生活を思い出していました。」

―「試合は楽しみでしたが、これが本当に最後の試合だと思うと、複雑な気分でした。」

5年生として、最後のロボコンに挑むその気持ちは、ほかのどのメンバーよりも強かったと思います。
今までのロボコンの集大成として挑んだ夢の舞台で有終の美を飾ってくれたことが本当にうれしいです。


試合前・・・


―「前日にトラブルがあったのにもかかわらずなぜか、必ずゴールできると思っていました。」

メンバーの話によると特に選手として出場する3人は大変緊張していたのだそうです。全国大会という大きな夢であり、大きなプレッシャーのかかるこの舞台で、「必ずゴールできると思った」のは、今までの自分のロボコンに対する想いの結晶なのかもしれません。


「ダブル受賞」という結果を振り返って


Bチーム「ZiN」は、人型のロボットとその動きが評価され、見事特別賞、技術賞をダブル受賞しました。岐阜高専の全国大会での各賞受賞は2000年の「Crazy Climber」以来8年ぶり、技術賞の受賞は史上初です。
この結果を振り返って、選手の皆さんはどのような気持ちを抱いているのでしょうか。

―「全国大会で結果を出せたのはとても嬉しかったです。でもロボコン大賞はまだ遠いなと思いました。」

―「ロボコン大賞を目指していたので表彰式では素直に喜ぶことが出来ませんでした。大会が終わり学校に帰ってきたときに初めて、素晴らしい賞が貰えたんだと自覚し、今ではすごく嬉しい気持ちです。来年こそ後輩にはロボコン大賞をとってもらいたいです。」

「技術賞」という結果に満足せず、「ロボコン大賞」を目指す気持ちが垣間見えたコメントでした。
この結果と気持ちを受け継いで、これからも岐阜高専のロボコンチームは前進していきます。


最後に・・・


―「最後のロボコンだったけれど、ロボ研のみんなと過ごした4月からの半年は最高に楽しかったです。学校の先生方、地域の方々、部員とOBの皆さん、そして、これまで応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。」


「ZiN」の紹介は こちら です。


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