岐阜工業高等専門学校柔道部は、令和元年度第54回全国高専体育大会柔道競技(8.24~25鳥取県立武道館於)において,団体3連覇を達成しました。この3連覇は,現役の部員の努力はもちろん,指導教員による長年の指導と熱意,OBによる技の伝承,親御さんの応援が一丸となった結果です。
今でこそ,本校は優勝候補と名を挙げているものの,約30年前までは地区代表にも選ばれない弱小校でした。しかし,忙しい勉学の中でも,厳しい練習と精神力の強化をするために,学生と指導教員とが同じ目標へと突き進みました。そして,いまから27年前,東海高専大会で優勝を飾り,実力の向上が目に見える形として現れ,今日まで27連勝と無敗記録を成就し,全国高専でも通用する実力を得る事ができました。
全国高専大会は,今年で8回目の優勝ではありますが,連覇することは難しく,優勝の次の年には本校対策を練られ,優勝の取り合いが続きました。5回目の優勝の時には前回の優勝から実に5年の月日が流れており悲願の優勝となりましたが,翌年は主力であった5年生が怪我をしたため2~3年生を中心に挑み,決勝戦で力及ばず負けることとなりました。
しかし,その悔しさから自分たちを奮い立たせ,目標設定と練習内容を見つめ直して励み続けました。その結果、2017年優勝・2018年優勝と,自分への甘さを断ち切ったかの如く勝ち続け、2019年には岐阜高専で初となる3連覇をなしえることが出来ました。
<その他の岐阜高専柔道部の活動および活躍>
・小学生に対して育心道場を開き,毎週土曜日の柔道指導を実施。
・機動隊や刑務官との練習による技術強化。
・上記全国大会にて松久聖は個人戦でも3連覇達成。
・柔道技術の国際交流として、3年に一度アメリカへ遠征。