岐阜県博物館で行った「文庫の世界--文庫で見る日本の近現代史」展のようすです


文庫の世界展(カバヤ文庫などの展示部分)

実録文庫、平民文庫、山本文庫、手帖文庫などの展示

下段左からシンガポールの観光案内書、台湾文庫(昭和18年)、東亜文庫(大連日日新聞社発行)
中段 新民叢書(北京で発行) 上段 満州移民を薦める本や朝鮮の観光案内本など

大正時代の一銭文庫。下の方はズク小僧(漫画)上の方は講談ものなど。大正時代の漫画は見開きの片方が絵で片方が文章であった。

明治大正の一般書の文庫。上の段には民友社の国民叢書、家庭叢書、少年伝記叢書、青年叢書、社会叢書、平民叢書や博文館の寸珍百種など。
下段には大正期の文芸叢書や明治期の大型の「文庫本」

第一期新潮文庫や袖珍名著文庫、ヱルテル叢書、トルストイ文庫、啄木全集など

立川文庫とその類似本

大正時代の絵表紙の子供向けの本。立川文庫の類似本とされることもある。

グリコ文庫、カバヤ文庫など

戦後に出た文庫サイズの赤本漫画。

戦後の子供向け本。

戦時中に発行された戦争に関連した文庫本。二本の点線は蛍光燈の反射

戦後の昭和20年代に発行されたいろいろな文庫本。

仏教やキリスト教の文庫本

地方で発行された文庫本

大正時代末に発行された正ちゃん文庫やノンキナトウサン文庫。新聞の連載漫画を無断で本にしたもの。普通の文庫の半分の大きさで一銭程度で売られていた。

子供向けの探偵ものの文庫本

戦前に発行されていた文庫本の一部
文庫のページ
文庫のページ(簡略版)