11月の新入手文庫

比較的時間に余裕が出来ましたのでこのページを充実していこうと思います。 今年の秋はは早稲田の古本祭りも京都の古本祭りにもいかれなかったので、とても残念です。
11月5日に名古屋の鶴舞に行ってみたところ飯島書店が元の位置に戻っていました。 美術書、書道、仏教、郷土資料などが専門の店ですが、割と面白いものを見つけました。一つは雨の日文庫という麦書房のA5版の小学生の国語の副読本のような本です(昭和33年)。見つけたのはゴーゴリの狂人の日記でした。 その他にB6版の岩石の成因 小島丈児 著 国民科学文庫(昭和24年)日本出版社や, 徳本行者 中野善英著 信仰文庫昭和10年増上寺出版部、 世界名画物語 日本児童文庫アルス 昭和31年 、 漱石先生の死 久米正雄 新興文芸叢書 春陽堂 大正10年 なども手に入れました。 アルスの日本児童文庫は戦前のものの方が有名かと思いますが、この戦後版には一冊毎に箱に入っていて、二冊が一つの箱に入っていた戦前のものとは違います。 また白水社の仏蘭西文庫のパルムの僧院 下 も入手しました。同社の仏蘭西古典文庫とほぼ同じものですが、どのようなかかわりがあるのかよく分かりません。
佐藤藝文堂に注文しておいた本が届いた。
A6(菊半)のものは豪傑文庫(大衆文庫社)の木村 真田 塙 後藤 四豪傑の奮闘 川口三郎著 昭和24年を新しく入手した。また春江堂の千代田文庫もコレクションが一冊増えた。
また四六版の本では中村日吉堂の花形文庫(大正10年)を2冊 、修省堂の講談文庫(大正13年)が一冊(大正13年に版権譲渡とあるのでそれ以前は別の出版社から出版されていたらしい。)博多成象堂の長編講談文庫(大正10年)が一冊。 榎本書店の時代文庫が一冊。これは奥付には発行年月日が記されてないが大正期ではないかと思う。 その他に鴎友社出版部発行大川屋発売のさくら文庫(昭和29年)を6冊入手出来た。 この時期には他の出版社からもさくら文庫が出版されていたので注意が必要。
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