東京創元社

東京創元社は昭和23年に創元社から独立してできた会社であるが、数回の倒産と再建ののち昭和34年から創元推理文庫の発行を始めた。初期のものはまだ再建途中の為発行元が東京創元新社となっているものもある。刊行開始当時は推理小説に的をしぼった文庫だったが、昭和38年からSFマーク、昭和44年から怪奇・幻想小説の帆船マークが新設された。現在では創元ノヴェルズ(以前の帆船マークにあたる本など) 、創元ライブラリー(普通の文学作品など)という文庫のシリーズが新設されている。またSFマークの文庫は創元SF文庫と名称が変更になり、創元推理文庫の分野別のマークはなくなったようである。昭和59年に創元推理文庫25周年を記念して出版されたのがイエローブックスで5冊出版された。イエローブックスはやはり推理小説で結末の部分が袋とじとなっていてすぐには読めないようになっている。
なお昭和30年代には新書と同じ大きさの
名著名局囲碁文庫全24巻
舞台文庫全9巻
碁の初級文庫全10巻
将棋入門文庫全7巻
創元手帳文庫
なども出版していた。

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