安藤コンクリート本社屋

北方町内の小川に挟まれた中州に、このコンクリート杭のメーカーの本社屋は位置しています。
所在地:
設計者:
用途:
建築年:
本巣郡北方町
大建設計met
事務所
1995年

・建築の形態が会社をイメージさせること
・自社製品である杭を使用すること

という希望のもと、構造に鉄筋コンクリート造を採用する、もともと地下に使用するコンクリート杭を地上にて使うなどの創意工夫が見られる建物です。

この杭頭からフレームが伸び、縦19m、横27mのコンクリート屋根を持ち上げています。逆に外側のガラスのフレーム部の鉄骨によってこの屋根を引き下げ、屋根を支えています。
外観からは、ガラスのファサードを通して、内部の杭が屋根を支持する表情を見ることができます。

また、ガラス張りの空間は明るく、照明をつけなくても十分に作業ができるそうです。空調についても、厚さ30cmのコンクリート壁と10mmの熱遮断ガラス、空気循環システムの利用により、省エネが図られています。

(調査:平成13年度2年建築学科 吉田英樹)
(平成16年度2年建築学科 河合良治)