岐阜県交響楽団練習場

建物はアプローチ・管理棟・練習場から成っていますが、敷地に接する道に合わせて斜めに傾き、また音楽効果を求める為にジグザグな形状のコンクリート造りの練習場がひときわ特徴的です。
所在地:
設計者:
用途:
建築年:
備考:
岐阜市芥見南山3-7-10
大建設計(株)
音楽練習場
1998年
平成11年度岐阜市都市景観賞受賞

岐阜県交響楽団は岐阜県を中心として地元に根付いた音楽活動を行っているアマチュアのオーケストラです。

この練習場は楽団専用の練習場として建てられたもので、毎週土曜の夜に練習が行われているそうです。

周辺は住宅地であり、また、夜に練習が行われるということで特に練習場の防音には配慮がなされています。コンクリート厚は50〜70cm、また、床、壁、天井、床下等には吸音の為のクッションがついています。

また、音響調整板は壁にあいている穴に取りつける事ができ、つける場所を変えることによって、響きの加減を調整しているそうです。

(調査:平成13年度2年建築学科 日比野緑)