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目次
カオスニューラルネットワーク
カオスニューロンで構成されたニューラルネットワークを
カオスニューラルネットワークと呼ぶ。
カオスニューロンの入力はネットワーク外部から受けとるものと、
他のニューロンの出力とに分けモデル化される。
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(3.2) |
ここで
は時刻
での
番目のニューロンの出力を表す。出力関数
は図 3.4のシグモイド関数を用いる。この関数は式 (3.3)で表される。
はシグモイド関数の立ち上がりの鋭さを表す。
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(3.3) |
また、シグモイド関数
の入力として、外部からの入力に関する項
、
他のニューロンからの入力に関する項
、不応性に関する項
とに分けられ、
それぞれ以下の式で定義される[7]。
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(3.4) |
以下にそれぞれの変数が表す意味を示す。
- 外部入力の数
- ネットワークを構成するニューロンの数
- 外部からの入力に対する時間減衰定数
- 他のニューロンからの入力に対する時間減衰定数
- 不応性の時間減衰定数
- j番目の外部入力
- j番目の外部入力との結合係数
- j番目のニューロンからの入力との結合係数
- 不応性の項をスケーリングする定数
- 閾値
Deguchi Lab.
2012年3月12日