過去の研究 [4]において、ネットワークの素子数に対して 動的想起で出力されるパターンの数が必ずしも 比例しないということが明らかとなった。
また、学習に関するパラメータの結合荷重の変化量の値を
変えた場合に、ネットワークの記憶できるパターンの数が
増大する場合のあることもすでに明らかになっている [6]。
そこで適切なの選択がなされた場合、
ネットワークの素子数の増加に伴って
動的想起で出力されるパターン数もまた増加するという予想に立ち
実験を行ったところ、その予想が確からしいことが明らかになった [4]。
しかしその「適切な」がどういった値であるかまでは明らかでない。
本研究ではそれを明らかにすることを目的として実験を行う。