ニューロン間のシナプス結合には、興奮性とは抑制性の二種類ある。
である時は興奮性シナプスとよばれ、そのニューロンが発火すると
他のニューロンも発火しやすくなるため、
2つのニューロンは同時に興奮しやすくなる。これをニューロン間の協調作用と呼び。
反対に
の時は抑制性シナプスと呼ばれ、そのニューロンが興奮すると
相手のニューロンは興奮しにくくなるため、2つのニューロンは
同時に興奮しづらくなる。これをニューロン間の競合作用と呼ぶ。
一般にニューロンが多数相互結合したニューラルネットにおいても、 同様の効果が各シナプス結合の正か負かによって生じる。 ネットワーク上においてその情報は各ニューロンの興奮パターンが重要な意味を持つ。 したがって、協調作用と競合作用がニューラルネットワークの並列情報処理の 基本的なダイナミックスとなる。 [3]。