図6.2は、横軸に学習させたパターン数、縦軸に100、200、300、400素子のネットワークの引き込み半径をとったグラフである。
学習させたパターン数が多くなるにつれて、引き込み半径が小さくなっていくことがわかった。
また、各素子数でのパターンだけ学習させたときの引き込み半径に着目してみると、学習を行った素子数の
であった。100素子のネットワークに1パターンを学習させた場合には、そのパターンの50ビットまで反転させたものまでが引き込めていた。また、200素子のネットワークに1パターンを学習させた場合には、そのパターンの100ビットまで反転させたものまでが引き込めていた。
これは、
、
の
値からなるランダムパターンの50%以上ビットを反転させたものは、全く別のパターンになるため、どれだけ学習させるパターンが少なくなっても50%以上ビットを反転させたものは引き込むことができなかったのではないかと考えられる。