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目次
実験内容
5.5.2項より、時間減衰定数を考えない場合と、考える場合とで実験を行ったところ、
それぞれの学習結果は異なることがわかった。
双方とも学習はしているが、時間減衰定数を考えた場合に比べて、考えない場合では最大完全学習数が減少するということがわかった。
これにより単純に時間減衰定数を0にすると元々の時間減衰定数を考えていたときと比べて学習結果が悪くなったといえる。
この結果のままではノイズのある場合でも時間減衰定数を考えた式を用いるべきであると言える。
そこで時間減衰定数を考えない場合において、どうすれば学習結果をどこまで向上させられるかについて研究することにする。
具体的には時間減衰定数を0にした場合、影響があると思われる
の値と
の値を変化させて、
どの程度まで学習結果を向上させられるか調べる。
その結果により入力パターンにノイズが無いときは時間減衰定数を考えなくてもいいかどうか判断する。
Deguchi Lab.
2011年3月4日