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突然変異

交叉だけでは、個体の親に依存するような限られた範囲の子しか生成することができない。 突然変異(mutation)とは、染色体上のある遺伝子座の値を他の対立遺伝子に置き換えることである。 これによって、交叉だけでは生成できない子を生成して、個体群の多様性を維持する働きをするようになる。

2値{0, 1}の文字列、すなわちビット列で表される個体に対するGAの突然変異は、個体群の中の 各個体の各遺伝子座の遺伝子に対して定められた突然変異確率 $p_m$ で他の対立遺伝子に 置き換えることによって行われる。例えば、文字列 $101110100$ で表される個体に対して 第3遺伝子座に突然変異が起これば

1011101000 1001101000
となる。



Deguchi Lab. 2012年3月9日