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目次
一般的なLMSでは、教材としてテキストのみではなく、画像や音声、動画などを用いた
マルチメディア・コンテンツをWebを通じて配信できる。図3.1は典型的なコンテンツ配信
画面である。画面左にはコンテンツのメニューが配置されており、学習者は順番にメニューを選んで
いくことにより、右側フレームの講師ビデオと教材コンテンツが同期して表示される仕組みになっている。
この教材は、大学授業1コマ(90分)に対応して作成されており、すべてのメニューを選んで学習した状態で
90分の講義を受講したことになる。また、時間にとらわれずに教材を設計する場合は本と同じように、
章、節、項といったような単位で教材を構築することもよく見られる。
LMSでは図3.2のように演習問題を提示して学習者の知識を確認し、理解出来ていない
部分を同定できるしくみを持っている。
特に「理解不足」な部分に対し即時にフィードバックされることが教材の理解を深める上で有効である。
したがって、図3.3のような演習問題を誤った場合、正解と解答を提示するだけではなく、
該当コンテンツへジャンプできる機能(リンク)などが有用である。
eラーニングでの学習を効果的なものにするためには、さまざまな形態のコンテンツや演習問題を
どのように配列するかや、3.2.2項で説明するような学習者どうしの活動をどのように
組み合わせ、いかなるタイミングでどのようなコンテンツを見せるかが重要なポイントとなるのである。
Deguchi Lab.
2015年3月4日