各ネットワークの素子数と各乱数の種における、最大完全学習数を図5.1に示す。
最大完全学習数においては乱数の種による差異はほとんどみられない。 最大完全学習数への偏りの影響はネットワークの素子数が異なっても小さいといえる。 また、振る舞いに関しても先の研究結果と同様、 ネットワークの素子数と最大完全学習数の間には比例関係が存在する。 但し、比例定数は1を越える事はない。 わずかではあるがネットワークの素子数の増加量に比べて最大完全学習数の増加量は小さい。
次に、
各ネットワークの素子数と各乱数の種における、最適なの値を図5.2に示す。
最適なの値においては乱数の種による差異がみられる。
ただし、ネットワークの素子数によって影響の度合いが異なっている。
ネットワークの素子数が50, 100という比較的小さい場合は影響が大きく、
最適な
の値の幅にも差異がみられる。
一方で200以上の比較的大きい場合では、差異はほとんどみられない。
また、こちらの結果からも先の研究結果と同様、
ネットワークの素子数と最適な
の間には反比例関係が存在する。