実験では,1とそれぞれ50個ずつで構成される10×10のバイナリパターンを入力とし,逐次学習法を用いてネットワークに学習させる。具体的には,ひとつ目のパターンを連続で
回入力し,次に2つ目のパターンを連続
回入力,用意したパターン全てを同様に入力し終えるまで繰り返す。これで1セットの学習が完了したとし,これを100セット行う。ここで
を「同一パターン連続入力回数」と呼ぶ。
これが終わった後,学習の結果を確認する。学習に成功しパターンを記憶することができていれば,先ほど入力したパターンを再び入力するとそれと全く同じパターンが出力される。そうでなければ,異なったパターンが出力される。よって学習の確認では,パターンを再び入力し,そのときの出力が入力と同じならば学習成功,そうでなければ失敗と判断する。これには,同じ結合荷重の配分を持つホップフィールドネットワークを利用する。