この結果から,の中心は よりも上に設定したほうがよいということがわかる。図5.10と5.11より,の中心が から の場合のグラフは,が一定の場合のグラフよりも上側に位置していることがわかる。さらにこれらの場合は,表5.7でわかるように,同一パターン連続入力回数も最小の値となっている。ただし,あまり上に設定すぎるといけない。よって,の中心の値としては, 〜 あたりが良いと考えられる。
一方,の中心が よりも下にある場合は,学習能力は下がるということがわかる。図5.10においてこれらはが一定の場合のグラフよりも下に位置しているし,表5.7においても一定の場合よりも悪い結果が見られる。