検索を行なうためには、 まず、ネットワークにパターンを学習させておかなければならない。 学習とはニューロン間のシナプス結合の変化であり、 学習するということは、 次にそのパターンが入力された時にはすばやく想起するように、 ニューロン間のシナプス結合を変化させることである。
図4.1 のパターンを学習するため、
結合荷重行列Wは、
パターン とその双対ベクトル
を用いて、
と表される。[2]
ここでLはサイクル数、Mはサイクル周期、
はサイクルlに含まれるm番目のパターンを表すベクトルであり、
要素として-1または1をとる。
また
と考える。
の双対ベクトル
は、
の行列
の逆行列 により、
として求めることができる。[4]