学習方法2(後ろ向き演算)
次に、入力層-中間層の結合荷重の計算について説明する。
結合荷重の修正量は、中間層-出力層と同じように、式(4.9)で求められる。
 |
(17) |
出力層の結合荷重を計算するときは、
番目の出力
のみに注目していたが、中間層の結合荷重を更新するときは
個の出力すべてが関係する。
この偏微分を行うには合成関数の微分を行う。これを行うと、中間層の結合荷重の修正量
は式(4.10)で求められる。
前節と同じようにこの式を計算していく。始めの2つは前節と同じなので省略する。
ネット値
を中間層の出力
で偏微分する式を式(4.11)に示す。
中間層の出力
をネット値
で偏微分する式を式(4.12)に示す。
ネット値
を結合荷重
で偏微分する式を式(4.13)に示す。
これらの式より、結合荷重の修正量は式(4.14)のようになる。
ここで、
は、式(4.15)と定義される。
 |
(23) |
このようにして中間層の結合荷重の修正量を求める。
Deguchi Lab.
2017年3月6日