ニューラルネットワークにおいては、ユニット同士が互いに神経線維に対応する線で結ばれている。
また、実際のニューロン間のシナプス結合と呼ばれる結合と同様に、信号は一方向のみに伝わり、それぞれの結合部分に結合荷重をつけられて、結合されたユニットに出力される。
この結合荷重が、ユニット同士の結合の度合いを表している。
このように重みが付いたそれぞれの入力値は、ユニットで総和
がとられ、閾値
によってニューロンの発火を判断する。この総和
の事を、そのユニットにおけるネット値と呼ぶ。ネット値が0より大きければ発火であり、0以下であれば発火していない。活性化関数
によって変換されて次のユニットへと出力される。
出力式を式(2.1)に示す。
重みの値は、興奮性結合の場合は正の値、抑制性結合の場合は負の値を示す。また、この重みは学習することによって変化させることができる。
ユニットに入力された信号の総和は関数
によって変換されるが、これは活性化関数(activation function)と呼ばれるもので、これについては幾つかのモデルが考案されている。