next up previous contents
Next: 実験結果 Up: 実験2 : 観測データ数による予測の評価 Previous: 実験2 : 観測データ数による予測の評価   目次

実験概要


表 5.6: 予測実験を行うデータ数とそのデータの種類
データ番号 データ数 気圧 降水量 気温 湿度 日射時間 降雪積雪
データ1 18
データ2 16 ×
データ3 14 × ×
データ4 9 × × ×
データ5 6 × × × × ×

現在日本では、地上気象観測システムとして 降水量、風向風速、気温、気圧、湿度、日照時間、降雪量、積雪量が 約120ヶ所の気象台や測候所で観測されており、 降水量、気温、風向風速、日照時間、降雪量、積雪量が 約840ヶ所の地域気象観測システム(AMeDAS)によって観測されている。 観測するデータが多いほど、 より取得できる予測値は多くなるが、 多くの観測機器を必要とし規模が大きくなってしまう。

この実験では入力する観測データを少なくし、 全てを入力とした場合の予測誤差と比較することで、 どの程度の観測機器が必要かということを考える。

東京管区気象台(東京都 東京)の1998年から2008年までの11年間の気象観測データを用いることとし、 表5.6に示すデータ数の違う5つの観測データを自己組織化マップに入力した時の 降水の有無の適中率、気温の予測誤差について評価した。



Deguchi Lab. 2012年3月9日