2008年度報告

 今年は2000年度の男子団体優勝以来、実に21世紀になって初めての東海地区男子団体優勝を果たした。鈴鹿が全国3位のシード権を確保してくれ ていた全国大会は、残念ながら1-2で惜しくも小山高専に競り負け、シード権の維持はかなわなかった。5.4.3年生が久しぶりに一丸となり全国大会へ進 んだことは「チーム丸山」の多大な貢献であった。また、OBも創部20周年を記念して活動を再開しており、全国高専大会へ向けた練習会ができた。今後、全 国大会で勝った経験のあるOBが顔を出すようになれば、現役トップクラスのレベルアップは進むであろう。一方、全国では北九州高専が10連覇を達成した、 シングルス2名のみでの全国大会優勝も今年で終わりかと思っていたら、1.2年コンビが九州沖縄大会第一代表として勝ち上がり、全国大会では岐阜高専の小 島・浅野と一回戦で対戦し勝ち上がると、そのまま全国優勝を果たしてしまった。小島・浅野のこの初戦は16-16程度と後一歩であったので、惜しまれる結 果ではあった。全国大会では団体戦もシングルスで関東信越第一代表と浅野が対戦し、1-2で惜しくも競り負けた。ダブルスは小島・丸山が2-1で競り勝ったが、城下のシングルスも敗れ、団体1-2となり、小山が全国3位となった。

 女子は前年度の東海地区団体優勝に続き、橋浦コーチの指導の下、まじめに練習メニューをこなしたが、鈴鹿に後一歩及ばなかった。鈴鹿は団体全国3 位となり、シード権を獲得した。鈴鹿高専は出れば必ずメダルを取ってくるが、岐阜はメダルに手が届かない。どうも岐阜と鈴鹿で学生の目標が少し違っている ように感じた。

 来年度は鈴鹿が男子の雪辱と女子の全国大会優勝の悲願に向けて、沼津は意外とやれるかもと、また、豊田は2年後の全国大会に向けて頑張ってくるで あろう。迎え撃つ岐阜は4年生が来年度全国入賞を目指すのか、2年前と同じくこれまでとするのか、で全く違った展開となる。今年ソフトテニスの4年の同級 生が全国完全優勝を果たしており、それに近づくことを目指すのか、「チーム丸山」は解散するのか、いずれになるのかは、学生自身にも現時点では全く見えていないようだ。鈴鹿とスタートラインでの差をつけられないことを願うものである。目標設定という課題を打破できるとき、可能性は見いだせる。岐阜県の高校 と同様、東海高専大会も全国大会も来年度は混戦模様である。現役学生が目標意識を高める事が可能性を延ばし、新たな結果をもたらすものと信じている。

全国高専体育大会2008チーム丸山参戦す。