角川文庫

角川書店は昭和21年に最初の出版物が発行された。主要出版物である角川文庫は まずB6サイズのものが昭和24年に発行されたが、これは三太郎の日記の2冊を除き 一年ほどで発行されなくなってしまった。 三太郎の日記のみはどういうわけか昭和40年代まで発行されている。(いつまで発行されたかはよく知らない。)表紙だけ変えて角川選書となったものと思われる。
そして昭和25年からA6版(今日での文庫のサイズ)のものが発行されるようになった。 現在の発行点数は1万を越え数ある文庫の中でも最多であるが、 その分絶版も多い。 表紙の模様は50年頃ピンクに変わった。以前のものの方が落ち着いた感じで個人的には好きである。
角川からは他に角川写真文庫が発行されているが、これは岩波写真文庫とよく似た文庫でB6版である。
角川からは文庫サイズの本はそれ以外には昭和21年に発行された 詩集 盛夏 だけである。

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