next up previous contents
Next: 実験2:ネットワークの素子数による学習への影響の変化 Up: 実験1:入力パターンの1の比率による学習への影響 Previous: 実験1:入力パターンの1の比率による学習への影響   目次


実験1の結果

代表として、1の比率が10,20,30,40,50%の場合の学習成功パターン数を図 5.2に示す。実験では1の比率は10〜90%を5%ずつ変化させたが、1の比率が10%と90%の場合や、30%と70%の場合などの1と$ -1$ の比率が対称的な入力パターンの学習においては、学習結果はほぼ等しくなったことが確認できたため、ここでは上記の代表値を載せる。

図 5.2を見ると、途中まで「入力パターン数=最大学習成功パターン数」の関係にあり、完全学習ができていることが分かる。しかし入力パターン数を増やしていくといずれ完全学習ができなくなり、完全学習が途切れた後の学習成功パターン数は急激に減少していくという傾向が見られた。 その傾向は、多少ばらつきはあるもののどの比率でもほぼ同じ傾向を示した。

図 5.2: 素子数100の学習成功パターン数
\includegraphics[scale=0.9]{Data/10-20-30-40-50-100.eps}

次に、各比率毎の最大完全学習数に着目するが、その詳細については後の5.5 節で、素子数200, 300の場合の実験結果と共に示す。



Deguchi Lab. 2012年3月12日