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結合荷重の規格化

本研究では、結合荷重を規格化する方法として次の方法をとった。

i番目の素子の中で、j番目の素子から来る結合の 結合荷重を tex2html_wrap_inline1196 と表現する。 素子数を N 個とすれば i 番目の素子の結合数は N-1 で j は、 tex2html_wrap_inline1306 の整数である。 この中で、i 番目の素子の結合荷重すべての中から絶対値が最大のものを探す。 絶対値が最大のものは n 番目のニューロンからの結合とすれば、 tex2html_wrap_inline1312 が最大である。 このような時、 規格化後の結合荷重 tex2html_wrap_inline1314 として規格化を式(5.3)で定義する。

  equation302

式(5.3)で tex2html_wrap_inline1316 は規格化後、 すべて結合荷重を絶対値で表現した時の最大値である。 以下、 tex2html_wrap_inline1316 を規格化における標準最大値、 または単に標準最大値と呼ぶことにする。 この処理ををネットワーク内の全素子に対して行う。 つまり、規格化後の結合荷重の絶対値は、標準最大値 tex2html_wrap_inline1316 以下となる。 また、この処理は、学習により結合荷重が変化するごとに行う。



Toshinori DEGUCHI
2004年 3月17日 水曜日 10時27分17秒 JST