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実験で使用するカオスニューラルネットワークモデルは,
図5.1で示す相互結合型のネットワークである.
本実験では素子数,つまりニューロンの数を49とした.
図5.1で,
i 番目のニューロンの振る舞いは式(5.1) で与えられる.
図 5.1: 実験で用いるネットワークモデル
式(5.1)に示されるカオスニューロンのパラメータの値は,
過去の実験結果から最も適していると考えられる表 5.1 のようにした.
ここで外部入力による各ニューロンへの結合定数 はすべて一定にして,
ニューロンごとに入力に対する重みのばらつきはないようにしてある.
また はシグモイド関数の立ち上がりの鋭さを示すパラメータである.
ニューロンからの出力となるシグモイド関数の範囲は1 から -1 とする.
そのため式 (2.4)を変形させた式 (5.2) を用いる.
また式(5.2)を図で表すと,図5.2のようになる.
図 5.2: 拡張されたシグモイド関数
Deguchi Lab.