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ネットワークモデル

  実験で使用するカオスニューラルネットワークモデルは, 図5.1で示す相互結合型のネットワークである. 本実験では素子数,つまりニューロンの数を49とした. 図5.1で, i 番目のニューロンの振る舞いは式(5.1) で与えられる.

   figure297
図 5.1: 実験で用いるネットワークモデル

  equation305

式(5.1)に示されるカオスニューロンのパラメータの値は, 過去の実験結果から最も適していると考えられる表 5.1 のようにした. ここで外部入力による各ニューロンへの結合定数 tex2html_wrap_inline1391 はすべて一定にして, ニューロンごとに入力に対する重みのばらつきはないようにしてある. また tex2html_wrap_inline1375 はシグモイド関数の立ち上がりの鋭さを示すパラメータである.

 

 
tex2html_wrap_inline1375 = 0.015 tex2html_wrap_inline1485 = 2.0 tex2html_wrap_inline1487 = 0.95
tex2html_wrap_inline1489 tex2html_wrap_inline1491 tex2html_wrap_inline1493
tex2html_wrap_inline1495
表 5.1: 各パラメータ

ニューロンからの出力となるシグモイド関数の範囲は1 から -1 とする. そのため式 (2.4)を変形させた式 (5.2) を用いる.

  equation329

また式(5.2)を図で表すと,図5.2のようになる.

   figure337
図 5.2: 拡張されたシグモイド関数



Deguchi Lab.