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3.4 カオスニューラルネットワーク

カオスニューロンモデルを相互結合したネットワークをカオスニューラルネットワークと呼んでいる。 M個の外部入力とN個のニューロン間の相互結合を持つカオスニューラルネットワークにおいて、i番目のカオスニューロンのダイナミクスは次式で与えられる。[2]

  equation159

ここで tex2html_wrap_inline1246 は時刻t+1におけるi番目 tex2html_wrap_inline1362 のニューロンの出力、 tex2html_wrap_inline1364j番目の外部入力 tex2html_wrap_inline1368 からi番目のニューロンへの重み、 tex2html_wrap_inline1372 は時刻tにおけるj番目 tex2html_wrap_inline1378 の外部入力の大きさ、 tex2html_wrap_inline1380j番目のニューロンからi番目のニューロンへの重み、関数hは出力と次の刺激に対する不応性との関係を与える関数、 tex2html_wrap_inline1388 は定数、 tex2html_wrap_inline1390i番目のニューロンのしきい値である。

この時、i番目のニューロンの内部状態を、外部入力の項 tex2html_wrap_inline1396 とニューロン間の相互結合の項 tex2html_wrap_inline1398 、そしてニューロン自身の不応性の項 tex2html_wrap_inline1400 の三つに分けて考えると式(3.4)は

  equation180

と表すことができ、それぞれ次のように簡単化できる。

  equation183

3.4は式(3.5)をモデル化したものである。

   figure209
図 3.4: カオスニューロン



Deguchi Toshinori
Thu Jul 13 13:13:35 JST 2000