next up previous contents
Next: 実験方法 Up: 実験2(結合荷重の変化量と想起されるパターン数との関係についての実験) Previous: 実験2(結合荷重の変化量と想起されるパターン数との関係についての実験)

目的

素子数が100、200、300と増加するのに従って想起成功数もまたおおむね増加するが、素子数が400のとき、素子数が300の場合に比して想起成功数は減少する、ということが実験1の結果であった。同様のことが学習成功数についてもいえる、つまり、素子数の増加に伴って学習成功数は増加するが、素子数がある程度以上になると、逆に学習成功数は減少する、ということが過去の研究[5]によって明らかにされている。また、同研究によって、結合荷重の変化量 tex2html_wrap_inline1610 を小さくすることで「ある程度以上」の素子数のカオスニューラルネットワークにおいても、学習成功数の増加を可能とすることが明らかにされた。

結合荷重の変化量 tex2html_wrap_inline1610 を小さくすることで、同様に想起成功数を増加させることができるのではないか、と予想し、本実験によってこの予想の正否を確かめる。



Deguchi Lab.