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ホップフィールドネットにおける相関学習

本研究では先に述べた、ヘッブの学習法を応用した逐次学習法を用いて ネットワークへ学習を行ない、結合荷重の取り得る値の数を減らし、 従来の相関学習法によるホップフィールドのネットワークと比較を行なう。

ホップフィールドネットにおける相関学習法では結合荷重は 入力パターンの相関行列だけで決定される。 そのため、学習時にはネットワークを必要としない。 また、学習と想起は完全に分離している。

相関学習ではi番目のニューロンからj番目のニューロンへの結合荷重は式(4.1) で一意的に与えられる。

  equation206

式(4.1) において tex2html_wrap_inline1311 は+1か-1の値をとり、S番目の学習させるパターンのi番目の要素を示す。またNは学習させるパターンの個数である。

相関学習では、 その結合荷重の取り得る値はNから-Nとなる。 またこの学習では tex2html_wrap_inline1327 となる結合荷重の対称性がある。



Toshinori DEGUCHI
2005年 2月17日 木曜日 19時40分14秒 JST